令和元年2月完成

築100年の古民家再生リフォーム

《新発田市 K様邸》

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 リフォーム概要


Before
元は築100年の茅葺の古民家住宅。
何度か増改築が行われていていますが、トイレ以外の水廻りは古いまま。断熱も十分でなく、とにかく冬寒く、夏場には虫の害。普段いる居間には日当たり・風通しがなく、台所は西日がすごい・・・といった悩みが付きませんでした。
After
今回は、赤線の部分を断熱改修&間取りの大幅変更を行ないました。
西日の問題があった台所は、物干しスペースに変更。洗濯ものが乾きやすくなるとともに、居住スペースへの西日を抑える効果もあります。主要な柱や梁はのこしつつ、大胆に壁を抜くことにより、空気の流れをつくり、日の光が奥まで届くようにしました。


 外 観

 


Before

After

   

今回は、屋根の形はそのままに、リフォーム部分のみの外壁のリニューアルです。

 玄 関


玄関は、すこし位置を移動して、今までよりも小さくなりましたが、シューズクロークや下足棚といった収納を据付て、使いやすさは格段にUP。お部屋のスペースも大きくとれました。

 LDK


細かく仕切られていた間仕切りを取り払い、オープンな空間にすることで、光と風を部屋の奥まで取り込めるようになりました。

和風アンティーク家具が似合う空間がコンセプトです。
元の居間や茶の間の天井裏には、立派な井桁に組まれた小屋組みが隠されていました。
折角なので綺麗にして、あらわす事に。
作業は大変でしたが、おもむきのある空間となりました。
抜けない柱は太く見せて、大黒柱風のアクセントとしました。

今回出入り口の格子戸は、お客様所有の物を利用しています。

下屋として増築されていた縁側部分。
もともと新聞などは、明るいここで読まれていたそうです。居心地のよかった、この空間には畳を敷いてくつろげるスペースに。
窓は、できる限り大きくとりました。
まだ小さいお子さんがいらっしゃるので、部屋で遊んでいるときはもちろん、目の前の庭で遊んでいてもキッチンから見えるように配慮しています。
キッチンにもアンティークの食器棚を配置。
もともとあった梁が低い位置にでていますが、それをかわしての計画です。
奥には使い勝手の良い家電収納カウンターと、食品庫を配置。